怒鳴る人の心理|怒鳴られても怖がらない方法

心理

今回は、『怒鳴られてもこわがらない方法』についてお話します。

今回は主に、怒鳴ってくる相手の心理や特徴を知ることで、自分の内面の恐怖や苦しさから解放される方法をご紹介していきます。

怒鳴られる、おどかされる、圧をかけられる

毎日の生活の中で、例えば家で親から職場で上司やお客から学校で先生やクラスメートから、怒鳴られたり、脅かされたり、必要以上に圧をかけられる。

そんなこと、ありませんか?

そんな時って思わず、怖くてフリーズしてしまったり、胸がドキドキして、冷や汗が出たり、悔しくて言い返したいのに何も言えなかったり、怖くてただ泣いてしまったりしてしまうなんてことがあるかもしれません。

自分はダメなやつだと自分で自分を責めて落ち込んだり、必要以上に誤ってしまうなんてこともあります。

モヤモヤがとまらない

でも、あとになってその時のことを思い出すと、理不尽さに対する怒りや悔しさ、あんなこともこんなことも言えたのに言い返せなかった自分に対する情けなさ、相手を許せない気持ちなど、モヤモヤがつのって、頭からずっとその相手のことが離れず、苦しくなってはいませんか?

自信喪失、心が折れる

  • また失敗しちゃった…
  • 自分はダメだ…
  • 自分は価値がない…
  • 全部自分のせい…

必要以上に自分を責めてしまい、自信を失ったり、心が折れたりしてしまって、生きる意欲を失ってしまうなんてこともあります。そんなあなたに伝えたいことがあります。

怒鳴られるのは、あなたのせいじゃないということ、です。

それは一体、どういう事でしょうか?

怒鳴られるのは、怒鳴られてしまう人の問題ではなく、怒鳴っている人自身の問題だからなのです。

どういうことか、説明していきます。

怒鳴るという行為とは

「怒鳴る」という行為は、感情の表現としては、そもそも適切な方法ではありません。

「適切な感情表現」とは、自分の意見や気持ちを相手に理解してもらうためのものであって、相手を大きな声や力ずくでコントロールしたり従わせるものではありません。

つまり「怒鳴る」とは、相手を自分の思い通りにしたいという「欲求」の表れであって、「暴力」や「攻撃」と同じ行為に当たるのです。

どんなことが理由であったとしても、誰かがあなたを怒鳴ったり、暴言を吐いてきたとしたら、それは不適切な行動であって、受け入れる必要のない行為なのです。

怒鳴る人の心理

すぐにカッとなって怒鳴ってしまう人には、実はいろいろな傾向があることが、最近は様々な研究によって解明されています。

今回は、その中でも三つを紹介します。

  • 1つ目は、慢性的にストレスを抱えている傾向のある人だということ
  • 2つ目は、自分に自信がない傾向がある人だということ
  • 3つ目は、脳に問題を抱えている傾向のある人

です。

一つずつ、みていきましょう。

慢性的にストレスを抱えている傾向のある人

1つ目の、慢性的にストレスを抱えている傾向のある人は、それを発散したいという無意識の心理をもっています。

本当は何か他の事が原因で抱いている不安やイライラ、恐れなどの気持ち、つまりストレスを、本来その原因とは無関係な誰かに「怒鳴ったり」「強く当たる」ことによって発散しているという事は、残念ながら良くあるのです。

実は自分に自信がない人

2つ目の、実は自分に自信がない人は、大きな劣等感を抱えていて、他人にそれを見破られることを最も恐れています。

そのような人たちは、自分の弱さを見破られないように、「怒鳴ったり」強がって見せることで、相手に対して先手を打ち、自分を守ろうとすることが多いのです。

脳に問題を抱えている人

3つ目は、脳に問題を抱えている人である傾向です・・・

人間の脳には前頭前野という部位があり、その働きのひとつに、欲望や感情を抑えるというものがあります。

腹が立つことがあっても、ここは大人の対応をしよう、というような判断を下すのがこの部分ですが、ここは脳の中でも最後に成長し、十代の終わりまで発達し続けるといわれています。

脳は使えば使うほど発達しますが、使わなければそれ以上は発達しません。

子供の頃、我慢や感情のコントロールを学ぶことをせずに育つと、この部分の発育が弱くなると言われているのです。

このように、前頭前野が未発達な人であったり、他にも歳を取ることでその働きが衰えてきたりすると、感情のブレーキが利きにくくなって、すぐにキレたり怒鳴ったりしてしまう傾向がでると言われています。

ここまで、怒鳴ってしまう人の3つの傾向について紹介しましたが、お分かりになったでしょうか?

自分を責めなくてよい

怒鳴るのは、怒鳴っているその人自身の問題です。ですから、怒鳴られて怖い思い、嫌な思いに苦しんでいるあなたは、怒りやくやしさで、モヤモヤし続けなくてよいのです

自分はダメだと思って、自信をなくさななくてよいのです。

もう、必要以上に自分の事を責めなくてよいのです。

なぜなら、怒鳴られているのは、あなたの問題じゃないからです。

その人が怒鳴っているのは、その人の背負う問題です。他人の問題まで、私たちは背負えないし、そもそも背負わなくてよいのです。

人の問題を代わりに背負ったり、受けとめたりして必死に頑張ってきた、苦しかったあなた自身を、どうぞ解放してあげてください。

悔しいのに、こわいのに、苦しいのに、一生懸命耐えて耐えて頑張ってきた自分を抱きしめてあげてください。

ありのままの自分を受け入れて、楽になってください。

まとめ

今回は、怒鳴ってくる相手の心理や特徴を知ることで、自分の内面の恐怖や苦しさから解放され、怒鳴られても怖がらなくても良くなる方法をご紹介しました。

YouTube解説

YouTubeでも解説していますので、ご参考ください。

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